SketchBOXデザイン事務所
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オリジナルX線防護ドア

2021.04.06

殆どの歯科医院に設置されているレントゲン室、そのドアに使用されているのは放射線が漏洩しないX線防護ドアというのは皆さんご存じの通りです。

ドアの中に1.5㎜以上の鉛板がサンドイッチされ、撮影状況を確認するガラス部分にも放射線遮蔽用鉛ガラスが使われます。もちろん室内は壁・天井、仕様によっては床に鉛版が貼られています。

X線防護ドアは多くの場合規格サイズを利用するケースが多いかと思いますが、当事務所はリニューアル案件が多い事もあり、関西の専門メーカーさんにお願いして特注サイズで製作しています。
設置場所によってはドアに限らず引き戸やダブルハンガー(二連引き戸)、木製やスチール・アルミ製などで対応する事になります。

私がぜひお勧めしたいのは、昨年担当した歯科医院でも設置したアウトセットハンガー式X線防護ドア。
レントゲン室に入る開口幅も十分確保出来るうえ、吊り戸式なので足元にレールはありません、しかも開閉が大変スムーズです。
引き戸を全開するとストッパーでロックが掛かり、ハンドルを30㎝ほど引くと後は自動で閉まります。扉が完全に締まる直前にはブレーキが掛かり、手挟みや衝撃音などの心配もありません。
扉の取付は室内側のインセット、診療室側のアウトセット、どちら側にも対応可能・・・もちろん扉の高さ、幅、色やデザインなども自由にカスタマイズ出来ます。

写真の高さ2,000㎜、幅900㎜(有効開口幅800㎜)のアウトセットハンガー式X線防護ドアは鉛ガラス、運送費、設置工事費、消費税含めおよそ100万円程です。(重さは70kg)

もちろん、設置後にはレントゲン室回り・ドア回りのX線漏洩確認をしています。

医院の新築・新規開業またはリニューアルの際はぜひ使い勝手に合わせたオリジナルのX線防護ドアをお使いください。