SketchBOXデザイン事務所
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夏の現場の過酷さは激変してしまった。

2026.06.11

昨年担当した現場では休憩用の仮設ハウスと、日陰をつくるためのテントを設置しました(ページトップの写真を参照、テント内のテーブル・椅子は毎日ハウス内に片付け)
7月から9月にかけての工事現場では、特に大切な準備のひとつです。

最近の夏の工事現場は、以前とはまったく様子が違い「暑さに気をつけて作業してください」だけでは決して済まない酷暑になってきました。
日差しの強さや室内にこもる熱気は、昔の感覚とは明らかに違います。

屋外だけでなく、屋内作業でも注意が必要です。
内装工事の現場は建物の中だから涼しいとは限りません、空調がまだ使えない段階では室内に熱がこもることもあります。

最近は気温だけではなくWBGTと呼ばれる暑さ指数も確認します。
WBGTは気温だけでなく湿度や日射・輻射熱なども含めて、熱中症の危険度を判断するための目安として使われています。

厚生労働省や労働基準監督署が示している職場の熱中症予防対策に沿って、WBGT値を時間ごとに確認し、作業内容や現場環境に応じた基準値を超えた場合には、速やかに作業の中断・中止を含めた対応を判断すること。
作業時間や休憩時間の調整、水分・塩分の補給、体調不良時の対応手順など現場の労働管理として確認することも必要になっています。

したがって、職人さんたちが休憩できる日陰を確保すること。
休憩用の仮設ハウスにはエアコンを設置し、冷蔵庫には冷えた飲料水を常時用意しておくこと。
現場内には温度計や湿度計を置き、送風機も複数台設置しています。
また、溶接作業や強い匂いの出る作業がある場合には排送風機を必ず使い、換気・空気の流れにも気を配るようにしています。

喫煙については指定場所となるテント内、または営業車両内に限ります。
ただし、現場敷地内では近隣住民に対する排気ガスやエンジン音など騒音防止のため、アイドリングは厳禁という取り決めにしています・・・そのため、夏場は必然的にテント内が喫煙場所になります。

そのほかにも、緊急時や体調不良時の連絡先表示、安全具や安全装置の事前確認など、現場が始まる前に整えておくべきことはいくつもあります。

もちろん、こうした仮設の準備には費用がかかります。
エアコン付きの仮設ハウス、冷蔵庫、送風機、排送風機、日陰をつくるテントなどを用意すれば、その分だけ仮設費用の負担は大きくなります。

お客様にとっては、完成後に形として残らない費用ではあります。
それでも、工事に関わる人たちの安全を確保するためには必要な費用となるため、クライアントにもその理由をきちんと説明し、ご理解と費用負担をお願いするようにしています。

街で見かける中小の現場では、まだまだ徹底されていない取り組みですが、現場を安全に進めるための段取りとして当事務所は必ず実施しています。

事故があった時の決まり文句・・・「今後二度と起こさない」
ではなく、「一度たりとも起こさない」・・・そのための決意と行動が必要だと思います。


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