SketchBOXデザイン事務所
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歯科医院に特化するということ

2026.05.29

「歯科医院専門のデザイン事務所です」
そう名乗ることは簡単ではないと思っています。

歯科医院の設計やデザインに関わる会社はもちろん全国にあります。
宮城県内や東北エリアでも歯科医院やその他クリニックの内装を手がける内装会社、店舗設計の一分野として歯科医院に対応する設計事務所やデザイン事務所は多数存在します。

ただし、「歯科医院づくりのみを仕事」として掲げ、開業や改装、リニューアルの相談段階から設計、デザイン、施工まで関わる事務所となると多くない・・・いや、宮城県にはほとんど無いと思います。
なによりもマーケットボリュームを考えると複数名の所員が在籍する設計事務所では経営的なバランスに支障がでます。
2024年、宮城県で新規開院した歯科医院は東北厚生局データによると十数院・・・住宅・アパートなどの案件数に比べると圧倒的にボリュームが小さいのです。

決してスケッチボックスデザイン事務所が「特別です」と言いたいわけではありません。
歯科医院に特化して仕事をするということは、限られた案件数の中で、必要な技術力・管理力共に高い専門性が要求されるという事です。

医療施設の設計において、動線やスペース配分が大切なのは歯科医院に限ったことではありません。内科、整形外科、眼科など、ほかの医療機関にも、それぞれの診療内容に応じた難しさがあります。

そのうえで、歯科医院には歯科医院ならではの難しさがあります。

診療ユニットまわりには、給水、排水、エアー、バキュームなどの各種配管が複雑に関わります。
電気設備計画も単純ではなく、診療機器周辺、レントゲン室、受付の電子化対応、照明器具、各種モニターやLAN配線など細かな設備計画が必要になります。

さらに、診療ユニットが使用中に揺れないように床周りの強度を考えること。
先生の手元や患者さんの顔に影が出にくく、かつ、患者さんが眩しさを感じない照明計画。
消毒室から診療室への効率の良い作業動線や衛生配慮、換気、収納などなど・・・
完成した空間を見ただけでは分かりにくい部分かもしれませんが、歯科医院づくりではこうした設備や納まりの積み重ねがとても重要です。

歯科医院に特化するということは、単に内装をつくることではありません。
新しい診療機器や設備の変化、建築費や材料費の動き、既存医院の老朽化、リニューアルや承継の流れにも目を向け続けること。地域の先生方が困ったときに、遠くの大きな会社ではなく、近くで話を聞ける相手として思い出していただけること・・・

スケッチボックスデザイン事務所は個人事務所です。
小さな事務所だからこそ、ひとつの相談に時間をかけ、現場を見て、図面だけでは伝わらない細かな部分まで一緒に考えることができます。

歯科医院専門と名乗る以上、学び続け、経験を重ね、地域の医院づくりに必要とされる存在でありたい・・・そういう思いで日々取り組んでいます。

歯科医院づくりに、深く、まっすぐ向き合う。


スケッチボックスデザイン事務所

歯科医院設計【デザイン・施工】
宮城県仙台市